グループホームとは

グループホームとはどんなところでしょう

グループホームは少人数で共同で住む「家」で、介護保険の「居宅サービス」に位置づけられています。

介護保険上では「認知症対応型共同生活介護」という名称です。認知症のある高齢者が、9人以下の家庭的な集団で職員の支援を受けながら暮らすホームです。

自分で出来ることは自分でする、みんなで一緒に出来ることは入居者が分担してする。出来ないところは、職員が手伝う。という生活スタイルです。

認知症の高齢者は、大きな施設だと混乱して落ち着かなくなることが多いので、小規模で家庭的な施設で安心してその人らしく暮らすことを目的としています。

注意が必要なのは「居宅サービス」なので、特養のような介護保険施設のように、「施設におまかせ」というわけにはいきません。病院に行くときなどは、家族が連れて行かなければなりません。
グループホームは「地域密着型サービス」といって、各市町が指定しています。施設一覧は、→ こちら( サービスから探す:「地域密着型サービス」のなかの「認知症対応型共同生活介護(グループホーム)」にチェックを入れて、地図を選択する:を押す→一覧表示される)

 

2013.4.8 わが家のように

グループホームに入所された男性の趣味はクラシック鑑賞です。
これまでデイサービスに行っていたときは、音楽といえばカラオケ。
「わしは演歌や民謡はきらいなんや」、と言ってあまり参加されていなかったようです。

今度入所したグループホームでは、「わが家で暮らすように」と考えてくれます。

今日は、施設スタッフといっしょに空家になっているご本人の家に行き、大切にしていたオーディオセットを持ち出しました。

グループホームの居室はちょっと狭いので、ホームのリビングにスピーカーやアンプを設置していただくとのこと。

それならばBGMにいいかもということで、合わせてLP版のクラシックのレコードを数枚持っていきました。

あしたからモーツアルトが流れるグループホームですね。

2012.3.13 グループホームめぐり

相談支援をさせていただいている、男性(88歳)に合いそうなグループホームを探しています。

いまの高齢者専用賃貸住宅の規模が大きいので、落ち着かなくなってきているのです。

先週から5か所のグループホームを訪問しました。
グループホームは、ひとつのユニットが9名定員で、家庭的な雰囲気のなかで共同でくらす「家」です。

自分でできることは自分でする、出来ないところはスタッフに手伝ってもらう。自宅の延長のようで、認知症の高齢者には理想的な暮らしといえます。

介護保険では「居宅サービス」であり、また「地域密着型サービス」です。
居宅サービスなので、特養のように預けっぱなしとはいかず、病院に行くときは原則家族が連れて行きます。
地域密着型サービスなので、市外からは入所することはできません。

5か所ともそれぞれ特徴があり雰囲気も違いますが、どこも満室で申込をしてから空きがでるのをを待つことになります。
本人がみてから気にいったところに申し込むことにしました。